鈴木彩乃
劇団晴天の紆余曲折な歩みは劇団員になる前から遠巻きながら見てきました。そして今、こんなに仲間が増えるなんて……このメンバーになる為にこれまでの道はあったんじゃないかと思えるくらい最高の面々が揃いました。皆んなが劇団に入ると聞いた時は嬉し泣きしました。お酒のせいですけど。
やっと、本当のホームができたような心待ちです。
いつも皆様の心に晴天をお届けできますように。新生劇団晴天これからよろしくお願いします。
近藤陽子
この度、劇団晴天に所属する運びとなりました。以前より所属しております劇団AUNにも在籍したまま、活動してまいります。
既に劇団AUNに所属しながら劇団晴天に入るという中途半端な関わり方では、みんなに迷惑をかけるのではないかと、正直不安でした。でも、お互いを尊敬していて、違うことは違うって言えるこの人たちと一緒に演りたい。私もその仲間に入りたいと思いました。
ここは一歩、いや四歩踏み出してまだまだちっちゃい自分を崖から放り投げました。
私自身苦しくてやばいときこそ、晴天の稽古場が、作品が、台詞が、自分の栄養になっています。晴天を観てくださる皆様の栄養になるよう俳優として関わっていきたいと思います。暖かく見守っていただけたら幸いです。
白石花子
晴天と出会って6年ほど経ちました。最初はさいたまネクストシアター、次は劇団民藝に所属しながらほぼ全作品に関わってきました。
「私」が売れる事が何よりも大事だった20代。でもどこかに所属しても何に出演しても、ただただ辛い。その辛さから逃げるために舞台に立っていたかの様に思います。
晴天と出会って作品を作っていく過程で私は「私」が売れる事よりも「面白い演劇」を作りたい、という事に気付きました。でも売れる事が全てだと思っていた私には、その事実を受け入れて進む覚悟が出来なかったように思います。
30歳になる今、その事実と向き合ってみようと思いました。その結果が、劇団晴天のメンバーになり主宰大石と作品を作っていく、でした。
覚悟はできた、お待たせ、晟雄。
そんな気持ちで30代の演劇人生をスタートさせようと思います。今後とも劇団晴天をよろしくお願いします。
角田悠
大石と出会ったのは……奇跡のような偶然だと、今でも思っています。多分、他の出会い方では、今のような関係性にはなっていなかっただろうと度々思います。
出会った頃とは考え方も人間も少しずつ変化していますが、根底のところは何も変わっていません。ここで、この人達と演劇がしたいです。
これからも劇団晴天をよろしくお願いします。劇団晴天を、という主語が使えるようになるの、まだ少し擽ったいです。あの時の出会いに、受け入れてくれた大石と劇団員達に、そして劇団晴天を応援して下さる皆様に、全てに感謝を。重ね重ね、今後ともどうぞよろしくお願いします。
荒木広輔
僕は、劇団晴天に関わって、はっきり気付いた事があります。
本番中に台詞を飛ばし、小道具を忘れ、出とちりをする…そういうタイプだったんだと。なので、迷惑ばかりをかけて、無力さを感じる事だらけでした。
劇団員になる上で、自分に何が出来るのか、このメンバーについて行かなければと不安な気持ちの方が強いです。でも、それよりも、これからも劇団晴天の作品に関わっていけるワクワクの方が大きいです。大石くんこれまで本当にありがとう。
これからも劇団晴天をよろしくお願いします。
佐藤沙紀
ついに一匹狼で無くなりました。
今までどこかに所属する事にあまりピンと来ていなかったのですが、この人達となら一生演劇出来るんじゃないかなと思っていたところに入団の誘いでした。率直に嬉しいという思いで、即決でした。嬉しいからこそ、かなり俳優として身が引き締まりました。
とにかく早く大きな声が出したい、面白い演劇がしたい!
新たな劇団晴天、よろしくお願い致します。
松風金太郎
松風金太郎と申します。
この度、劇団晴天唯一の社会人劇団員として参加することとなりました。
劇団晴天でいう社会人劇団員ってなんでしょう。
僕にもまだ分かりません。
「就職するから演劇やめるとか、そういう時代じゃないと思う!」
決意の出来ないまま就職活動をしていた僕に、主宰の大石は熱く語ってくれました。
大石晟雄の創る作品には思うようにいかない現実があって、思い描いてた自分になれなかった人がいて、そんななかで「YES」でも「NO」でもない選択をして。
ふと、そんな演劇もあったと思い返して
僕もどっちでもない選択をする決意をしました。
色んな人が色んなやり方でやりたいことができればいいなと思います。
探り探りではありますが、僕の選択を受け入れてくれた劇団晴天のためにこれから貢献していきたいと思っております。
よろしくお願いします。
大石晟雄
劇団員が増えました。
私の知らないところで水面下で話が進んでいたみたいで、ある程度決まってから「増えるから入れて欲しい(意訳)」と言ってくれて、2人だったのがあっという間に8人の大所帯になりました。
こんな嬉しいことまだあったか、という感じです。自粛期間の毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか、大石です。
実はこのくらいの時期に「劇団晴天の秋公演!!しかも劇団員が増える!!やったね!!」っていう情報出しをする予定でした。しかしすでに旅公演は中止!東京やれるか否か!停止したビジュアル!
一旦劇団員増えたお知らせだけでも出しましょう、その後のことはその後に考えましょう、ということになりまして、今です。
劇団員みーーーんなSNSとかインターネットがあまり得意ではなくて、いやこの時代それはどうなんだって思いながら、なんだか落ち着きます。
そうそう、これからは劇団公演とプロデュース公演を分けて公演することになると思います。しかしまあ世が世ですから、準備はしつつそのときに出た賽の目で動くことになるでしょう。
大きな時代の転換期にいると思います。改めて最初から考えさせられる時期になってしまいました。
「演劇」とくに私たちがやっているようないわゆる演劇、の価値は一体どんなもんだ、というところです。
このインターネット社会で、バズれば何百万何千万の人が観賞する時代で、五百人千人の動員数で、いまあらためて「劇団」あれ?
すぐ何かに影響されちゃうもんで、「意味があったのか?」とあらためて問いかけ(自分に)問いかけられ、ひと月前にはそんな風に悶々とーーー
いや違うんだよな~~~
こんなことはね、置いておきます。
今日は卑屈なことは書きません!!!
企画してた秋公演は再演をやるつもりでしたが、なんか違うねって新作をやるつもりです。
今年1月に行った島根公演が本当に楽しかったことがとっても鮮明で、それ以外のことは台本に書くか、それとも誰にも言わないかだと思います。
劇団晴天は面白い演劇を定期的にやります。
面白い、以外の価値が増えているように思います。でも指針はそこに持ちたいと思います。主語は「私が」で、それは私の作品が良いと言ってくれて、自分よりも作品を大事にしてくれるメンバーがたくさん揃ったからです。(身を粉にするってことじゃないです)
正直に言えば人が増えるのは怖いんですが、それを超えるものがあるから選んだということで、
それはたぶん、というか、そういうことの積み重ねで、また新しい作品が書けるのだと思うので、次の作品を楽しみにしてくれると嬉しいです。
そういうわけで、老若男女が楽しめる、尖った演劇劇団晴天、今後もどうぞよろしくお願いします。